とある東大生のブログ

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【下克上】東大生が偏差値40の小学生を1年で御三家に合格させる 第11講【6月】

 

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こんにちは。とある東大生です。

 

更新が滞っておりすみません。

今日はサピックスオープンの結果が返ってきたのでそのレビューをしたいと思います。

前回の記事はこちらです。

 

www.todaistudentlife.work

 

 

前回は感触とそれに対する不満を長々述べましたが、

今回は数字の入ったリアルな結果発表です。

 

先に結果を申し上げますと……

 

 

 

 

 

 

 

思ったより悪くなかった

というのが正直な感想です。

 

それでは具体的な数字について振り返ってみましょう。

 

 

なお、前回のサピックスオープンの結果がわからなかったので

偏差値比較は前回のマンスリーテストと比較しています。

 

www.todaistudentlife.work

 

【科目別点数・偏差値】

 

総合成績(A+B)

 

【4科目】:235/500(46.1)→429/1000(47.1)

【国語】:100/150(59.8)→172/300(56.7)

【算数】:40/150(38.8)→42/300(35.0)

【理科】:40/100(42.2)→122/200(49.7)

【社会】:55/100(52.0)→93/200(58.1)

 

 

★テストの難易度も満点も異なるので点数の増減は無視した方が良いと思います。総合偏差値は微増に留まり、あまり変化していませんが、点数構成は前回と全く異なります。

 

というのも、前回は

国語だけが異常に高偏差値を叩き出し、それで他の教科をカバーしたケースでしたが、

 

今回は

算数以外の3教科はかなり向上したものの、算数1教科が悪すぎて足を引っ張って微増に留まったケース

だからです。

 

つまり、実力の底上げができている点で内容はかなり良く、 

それゆえに算数がもうちょっとマトモであれば一気に偏差値が跳ね上がる余地を残しており、勿体無いなぁという感想です。

 

 

次にAタイプとBタイプに分けての点数構成の詳細です。

 

 

Aタイプ(基礎) / Bタイプ(応用)

 

【4科目】A:253/500(50.1) / B:176/500(44.1)

【国語】A:107/150(59.6) / B:65/150(52.0)

【算数】A:38/150(39.8) / B:4/150(33.4)

【理科】A:64/100(51.3) / B:58/100(48.1)

【社会】A:44/100(54.3) / B:49/100(60.1)

 

 ★Bタイプは難易度がかなり高い問題が揃っており、また現段階ではそういった問題の対応の練習は一切していないので、最悪0点でもいいと考えていました。

ですから、逆にBタイプの問題でここまであがいた形跡を見せられているのは収穫だと考えています。

 

特筆すべきなのは国語社会です。

 

前回のマンスリーで国語の偏差値が59程度取ったことは完全にまぐれだと思っていましたが、今回もA, Bタイプともにハイアベレージを残している点でただの運ではなく、実力がついてきている、または覚醒したかもしれないと言えます。

 

また、4月から継続して社会の暗記を重ねてきましたが、その結果が出てきているように感じます。

というのも、暗記トレーニングには単語の暗記と短文論述の定型問答集も含まれているため、Bタイプで主に問われるような「論述力・応用力」に即した、「点の取れる記述法」を身につけつつあると言えるからです。

 

理科もかなり評価できると思います

実際毎回暗記テストなどをやっている限り理科の実力は相当厳しいものがあります。

その中で、難しいテストの中でもあがいた形跡を残せてるのは好印象です。

 

最後に大反省ポイントの算数ですね。

Bタイプは衝撃の4点ですが、それに関しては全く気にしていません。

問題なのは基礎であるAタイプの内容ですね。

 

 

それでは算数のAタイプの内訳について考察してみましょう。

 

【気になった点数内訳】

 

【算数Aタイプ】

 

大問1(計算問題):14/21(Avg:14.2)

大問2(小問集合):14/35(Avg:21.3)

大問3(図形集合):0/28(Avg:14.7)

大問4(割合):0/24(Avg:6.3)

大問5(平面図形):0/16(Avg:3.4)

大問6(規則性):10/26(Avg:5.9)

 

ベーシックな問題ばかりが立ち並ぶAタイプでこの得点状況は悲惨ですね。

 

「解けるものから解いて、できないものは大胆に切る。」

という戦術はお伝えしたのですが、大胆にやりすぎといった状況です。

 

Aタイプは基本的に容易な問題ばかりですから、戦術云々の前に、

"全部解けるけど時間との勝負"

といった状況に早くしたいところです。

 

その上で現段階で一番生徒さんに口すっぱく言っているのは大問1・2です。

具体的には

 

「15分で大問1・2は満点。最悪1問ミスまで。」

 

という基準です。

 

基本的には大問1・2はサービス問題であり、それをしっかり取り切ることで150点満点中60点弱を確保しようという意識を植え付けるためです。

 

その点で大問1と2で落としすぎであり、もっと日々の計算の宿題で時間正確性にこだわっていこうとお伝えしました。

 

 

 

【まとめ】

今回のサピックスオープンは予想に反して内容がかなり良かったことにはかなり安堵しています。

前回の記事では懸念や不満について長々と書きましたが、なんだかんだ生徒さんはよくやってくれており、地道な努力の成果が出てきているように感じています。

 

正直、偏差値的にはまだまだ御三家のレベルにはまだまだ届いておりませんし、現段階の合否判定では最低ランクですが、内容の向上ぶりや、時折見せるひらめきのセンスの良さは確実にポテンシャル的には御三家は合格できると確信しています。

 

むしろ、僕が確実に彼をしかるべき場所に導いてあげないといけないという責任を痛感しています。

 

今日は6月のマンスリーテストの日です。

 

次回は【マンスリーのレビュー】について書こうと思います。

 

それでは失礼いたします。次回の記事でお会いしましょう。さようなら。

 

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