【下克上】東大生が偏差値40の小学生を1年で御三家に合格させる 第9講【6月】
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先日、唐突に告げられた【第二回サピックスオープン】が終わりました。
その報告を今回はしたいと思います。
前回の記事はこちらです。
成績はまだ出てませんのでそれらについては次回以降行いますが、今日は所感についてお話ししたいと思います。
僕は今ジレンマに苛まれています。
というのも指導方針が理想論に寄りすぎていて、
空中分解してしまうのではという懸念があるからです。
先に結果を申し上げますが、見事なまでに惨敗でした。
今は結果を出す段階じゃないので、偏差値についてどうこう言うつもりは全くないのですが、話を聞く限り内容が悪すぎました。
前回のマンスリーで微妙に結果が出て(クラスが上がって)慢心している兆候が出ていたので、そこに対する懸念がありましたが、それが見事に現実になってしまったという形です。
僕の苦悩と今回のテストの内容について話す前提として、
まず初めに、
サピックスオープンというテストの特徴について
お話ししたいと思います。
【サピックスオープンの特性】
サピックスオープンとは、サピックスが主催する公開模試のことです。
国語・算数・理科・社会の4教科それぞれにA・Bが存在し、
A:基本的な知識を問う基礎的な問題
B:応用力を問う難易度が高い問題
で構成されています。
例えば、
算数A:平易な計算問題や一行問題、典型的な(受験頻出の)図形問題や文章題
算数B:ややひねりの効いた計算問題や一行問題、一見見たことのないタイプorジャンル複合型の文章題
といった形です。
制限時間に対し問題数が非常に多いので、正確性と処理速度が主に問われます。
また、よほどのレベルでない限り全問を解く時間的余裕がないので、捨て問と解く問題を取捨選択するという、試験の戦略面でのうまさも問われます。
他の教科も同様です。
日頃のクラス替えテストで受けるマンスリーテストは先月に学んだ内容が範囲なので、出題範囲が限定的なのに対し、サピックスオープンは全範囲から出題されます。
また、マンスリーテストはAタイプの問題と同等か、ほんの少しだけ難しいぐらいのレベルの問題ばかりが出題され、出題数もサピックスオープンほどは多くないので時間的な余裕もあります。
ですから、生徒視点から見るとサピックスオープンはかなり難易度が高いテストであると推測されます。
今回、個人的には、
今の実力ではこのテストで結果を出すのは厳しいだろうと考えていました。
現段階ではB問題を解く力はありませんし、
A問題においても全てを解ききる処理スピードがありません。
試験会場では制限時間など、様々なプレッシャーがかかってくるので、
処理速度のキャパシティーを超える量の問題が出されると、メンタルエラーを起こして
実力的には解けるはずの問題が解けなくなることが多々有ります。
つまり、長々と書きましたが、
B問題は最悪0点でも良い。
しかし、A問題は多少取りこぼすのは仕方ないが、
少なくとも毎日取り組んでいる
計算問題と一行問題は8割以上、
それ以外の文章題も6割程度は取ってほしい。
というのが今回の要望であり、それぐらいはできるはずだと踏んでいました。
【各教科の生徒さんの手応えとそれに対するコメント】
「算数Aは時間が足りなくて焦ってしまった。
大問1と2(計算問題・一行問題)で想像以上に時間がかかってしまった。
大問3〜7のうち半分は時間が足りないと判断し、捨てた。
解いた大問も1問目は解けたけど解いてみて案外難しかったり、計算ミスで完答できなかった。発想は思いついたんだけどなー。」
→時間が足りなくなってエラーを起こしてしまうのは実戦経験がまだまだ足りないから仕方ない。しかし、今回取った戦略については見過ごせないことがある。
まず問題を切りすぎている。これだけ切るのなら、少なくとも選択した問題は確実に取り切らないといけない。それにも関わらず計算ミスといった凡ミスで落とすのはありえない。
そして、発想は思いついたから、というのは言い訳であるし、この戦術をとったのならその言い訳は許されない。
毎日やることをしっかりしていたら確実に大問1と2は満点を取れる。
それだけで150点満点中56点を確保できる。
つまり56点分はサービス問題なんだ。
毎日やるべきことをやらずに結果が出ないことを嘆いたり、
現実から目をそらすのは絶対に違うぞ。
これは反省しないといけない。心を入れ替えてやらないといけないよ。
※復習を行ったところ、計算問題や一行問題においてもミスが多数発覚。
もしかして…と思って「ちゃんと毎日基礎力トレーニングやってる?」と尋ねたら
「最近はやってない。だってめんどくさいんだもん。テヘッ」とのこと。
本当にやれやれだ。。。
「理科はAもBも全くできなかった…」
→それは予想してたことだから問題ない。基礎的な暗記をコツコツ積み重ねてまずは戦う土俵に上がることを目標に、そのタイミングを少しでも早くできるよう頑張ろう。
「社会はAもBもできた!!社会はできたから俺の勝ちだ!!」
→それはナイス!!Bもできたことがかなり大きい。もともと得意だった社会が暗記の見直しで盤石になりつつある。単語を固めつつ暗記本にちょくちょく論述系の頻出問答集が載っててそれを少し眺めたのが意外と効いてBができたのかもしれないね。基本に忠実に、これからも継続して頑張っていこう。
【苦悩の内容】については次回話したいと思います。
これからは若干ボリュームを減らす代わりに
毎日アップロードを心がけようと思います。
では次回もよろしくお願いします。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。